50歳からでも出来る達成感のあるお仕事に出会えました
50代 M.W 男性
Q.ライター業務の醍醐味は何でしょうか?
ライターとしてのお仕事をさせて頂いてまだ1ヶ月にも満たない新参者ですから、醍醐味を語れるほどの件数をこなしてはいませんが、それでも少し分かってきた事があります。
それは、ひとつの完結した文章を纏め上げたときの喜びです。まだまだヒヨッコで、達成感と呼ぶには程遠いけれど、それでも何とか読むに耐えうる(自己採点です)文章を書き終えた後には、なぜだかとても嬉しくなります。早く誰かに読んでほしいな、と思います。
Q.ライターの仕事に出会って良かった点を教えてください。
自分の頭の中に出来上がった何か、をパソコンに入力する(形にする)ことが出来ること・・・。さすがに、これだけで伝わるとは思いませんので、少し補足させて頂きます。
私は、これまでのかれこれ30年間、ずっとコンピュータプログラマとして生活してきました。国産のパソコンがまだ発売されていなかった時期からずっとコンピュータ漬けの毎日。それは簡単に言えば「パソコンおたく」です。
パソコンおたくに総じて言えることは、コンピュータ至上主義、そして人付き合いが苦手。深いけれど狭い知識の中で生きています。
いつも携帯パソコンを身に着けていて、ファミレスやマクドナルドは元より、飲み会(そんな会に出席する事は滅多にありませんが)の隅っこで、パソコンを開いて好きなプログラムを組んでいます。海水浴(これもまた、そんな華やいだ所へ行く機会もまずありません)ですら、海岸で砂にフローチャートを書いている。
そんな人間が、ふと目に留まったサイトに応募して、たちまちの内にライターにして貰えたのは、ひょっとしたら神様の気まぐれかも知れません。
プログラムにせよ、文章にせよ、思いついた何かを、忘れてしまわないうちに形に出来ることは喜びです。長いパソコン人生、プログラムを形にする喜びを味わってきた私でしたが、50歳過ぎともなれば、知らず知らずにボケが始まって参ります。
技術の進歩は、相変わらずの日進月歩で、そんな流れに身をまかす事ままならず、現役からの引退を余儀なくされる昨今でした。
ところが困ったことに、たとえばランチを食べに店に入り、いつもの様にパソコンをひろげてみるも、はてこれからいったい何を入力すれば良いのか。しばらく考えてみますも、果たしてなーんにも無いのです。
なので、食後のコーヒーを注文する事も無くそそくさと席を立つ。そんな状況だった私にとって、「この事について何か書いてくれ」とお題を頂ける事は、まさに天啓。
出来る出来ないはさておき、それだけがとても有難いのでした。深夜のファミレスの喫煙席に腰を下ろし、ホッと胸を撫で下ろしています。
1ヶ月ほどやらせて頂いて、私に感じられるのは未だその程度です。他に強いてあげるとすれば。当たり前かも知れませんが、書いたものを人様に読んで貰える、そして、その対価を頂けるという事も、とても大事なコトだと思っています。
Q.弊社のライティング業務をこなしてみてどうでしょうか?
本文より先に、タイトルを納品せねばならないのですが、今のところ、これがいちばんの難関です。これまでに頂いたお題は、どれもみなこれまでの経験とはまったく無縁な事ばかりでした。
単語の意味すら分からないまま、3日間ほど掛けてさまざまなサイトを読み漁り、何とか仕上げてみた程度の文章ですから、「情報としての価値」という意味では、自信も何もあったものではありません。
読者様の気を引けるタイトル、興味を煽るタイトル。自信の無い私にそんなものを書けるはずもなく、いかにも地味で臆病なタイトルばかりを納品しては突っ返されるという日々。
ただそのやり取りの内に、何となくですが、分かり始めてきた事がある気がして、気長に付き合って頂けている担当者様には、とても感謝しています。
Q.これからライターを始めてみようと思う方へ一言お願いします。
ライター初心者の私が心構えなど述べれるはずもありませんが、ひとつだけ。自分に合った良いキーボードを持つことが、とても大事だと思います。
昔のカウボーイはみな、自分にあった鞍を持っていました。馬が変わっても同じ鞍を使い続けたように、パソコンが変わっても、同じキーボードを使い続けることができます。思考を妨げない、手に馴染んだキーボードは、プログラマの必需品です。たぶんライターさんにも。